こどもの歯列矯正については、先輩ママたちから聞いてはいましたが、歯並び自体はキレイだし、うちは大丈夫かなーと思っていました。
しかし・・・。
小学校5年生の歯科検診で、”要注意”と診断を受けたプリントを持って帰ってきたのです。
とりあえずかかりつけの先生に診察してもらい、相談したところ、やっぱりちょっと気になる...とのことで、先生の知人の矯正歯科を紹介してもらいました。すごくいい先生だから話だけでも聞いてきたら…といわれたので、カウンセリングだけでも・・・と早速予約をしました。
それが、お兄ちゃん5年生の時。
そして、弟くん4年生の時、同じようにプリントをもらい、カウンセリングに伺ったのでした。
そんなウチの歯科矯正記録です。(お兄ちゃんは、終了、現在弟くんは通院中です)
治療の流れ
所要時間 | 金額(税抜) | |
初回カウンセリング | 約30分 | 3000円 |
精密検査 | 約55分 | 45000円 |
診断 | 約60分 | 無料 |
初回カウンセリング
こどもの口の中を診ていただき、先生からお話を伺いました。
お金と時間のかかることだし、しっかり聞きたいことは質問しました。
何より、検査をしないと詳細はわからないとのことで、ここで子供の意志を再確認し、歯列矯正したい!というので、精密検査の予約をして帰りました。
精密検査
レントゲンや、CTを使い検査をします。
口だけでなく、お顔や姿勢、呼吸なども調べます。
歯の型を取るのが気持ち悪かった…といってはいましたが、無事検査も終わりホッとしました。
診断 先生と話し合い
検査結果の資料やPCをみて、先生のお話を伺います。
顔の形、噛み合わせなどから子供のくせもわかり、注意すべき点がわかりました。
先生の話はわかりやすく、興味深く聞き入ってしまうほどで、こどもも集中してきいていました。20年以上、この治療に携わっているとのことで、信用もできましたし、子供から大人までたくさんの患者さんが来ているところも好印象でした。
始めるにあたり、基本費用30万円(税抜)、毎月4000円(税抜)かかります。(保険の対象にはならないので、医療費控除を忘れずに。)
すべての治療が終わるのに2~3年。いつ終わるのかは、何年後なのかわかりませんが、治療スタートです。
上顎前突
上の歯が下の歯に比べて、前に出過ぎた状態のこと。
上あごや上の前歯が前に飛び出している状態で、一般的には「でっ歯」と呼ばれます。
歯だけが前方に飛び出している場合と、上あご全体が突き出ている場合とがあります。
- 上の前歯が極端に前に突き出ている
- 口を閉じると上唇が上がった状態になり、閉じにくい
- 口を閉じると口元が不自然に歪んでしまう
上顎前突のデメリット
- 唇が閉じにくく、口呼吸になりやすいため、ドライマウスになりやすい
(口呼吸は、集中力低下につながり、学習するときの妨げになる) - ドライマウスになると唾液の分泌量が減少し(唾液が持つ抗菌力が低下し)、虫歯や歯周病になりやすい
- 前歯が前に出ているため噛み合わせが悪くなり、食べ物をうまく噛み砕けない
- スポーツや事故のときに、前歯が折れたり唇が切れたりしやすい
- 下顎を前にズラして噛むクセがつくため、顎の関節に負担がかかって顎関節症になりやすい
二人とも、少し出っ歯だったので歯列の凸凹の矯正のため、床矯正装置を用いて歯列の横幅を広げて、ゆっくりと歯を並べるためのスペースを確保して歯列を整える治療となりました。床矯正装置は、取り外しのできる矯正装置です。
装置をつけてみて
装置のつけ始めは、違和感があって頑張ってつけている状態でしたが、1週間もすれば慣れてきました。
装置をつけることによる痛みも特になく、装置を強く締めると多少堅いとか痛いとかは言っていました。
装置は、ゆるむので、拡大ねじを回し、自分で調節できるよう先生に教わっていたようで、自分たちで直していました。
こどもが毎日すること
- 家にいるときは、できるだけ装置を装着すること。
- 寝るときは、必ず装着すること。
- 装置もキレイに洗うこと。
お手入れの方法
洗浄は、40度以下のぬるま湯または水で洗う。
- 歯磨き粉は傷がつくので使わず、歯ブラシでのブラッシングする
- 3日に1回位、リテーナー用洗浄剤でのつけ置き
ウチでは、リテーナーシャインを使っています。
お兄ちゃんの治療を終えて
すべての歯が永久歯になるのに少し時間がかかった印象で、歯列矯正が終わるまで3年半かかりました。
中学生になり、部活や塾で忙しくなると1ヵ月1回通うのも、日程調整が難しかったです。
治療終了後の検査を受け、親知らずなど歯の状態を調べ、すべて終わりました。