もちろん、カルシウムも大事な栄養素の一つですが、タンパク質が1番大事と知った時は、驚きでした。

タンパク質とは
- 三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の一つ。
- 内臓、筋肉、皮膚、爪、髪、酵素やホルモン、神経伝達物質などの主材料で、人が生きていくうえで欠かせないもの。
- 動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類があり、複数のアミノ酸が組み合わさってできている。
タンパク質は、人が生きていく上で欠かせないものですが、特に子供の成長にとっては重要な栄養素です。体を作るだけでなく、脳の発達にも大きな影響を及ぼします。
背を伸ばす栄養素はタンパク質
栄養は、様々な食品から摂取することが大切です。
そして背を伸ばすために、もっとも重要な栄養素は、タンパク質です。
背を伸ばすということは、骨を伸ばすこと。
タンパク質は、骨や筋肉の材料となって骨を大きくし、成長ホルモンの分泌を促す作用ももっています。
出典:子供の身長を伸ばすためにできること 額田成 著
体を作っているすべての土台となるタンパク質は、とても大事な栄養素であり、背を伸ばすとは、骨を伸ばすということなんですね。
妙に納得してしまいました。

タンパク質の1日の所要量は?
思春期 75~90g
75~90mgといわれても、パッとどれくらいなのか浮かびません💦
成人男性で60mgといわれているので、思春期は、それよりも多く摂る必要があります。
そして、タンパク質は食いだめができないため、毎日欠かさず摂ることが必要です。
1食当たりの目安量・タンパク質 含有量(g)
- 鶏ささみ(40g)で、23g
- 豚ロース(100g)で、22.9g
- 牛もも(100g)で、21.3g
- マグロ(50g)で、13.2g
- たまごは1個で、6.2g
- 木綿豆腐は1/2丁で、9.9g
- 納豆1パックで、8.3g
タンパク質を含む食品
<主食編>
ご飯より、パンの方がタンパク質が多いとは!
”たんぱく質map”をみてみると、食パンの方がご飯よりもタンパク質が多いです。
食パン60gとは、6枚切り1枚のことですが、タンパク質量は、食パン60gで5.6g。
ご飯(1膳180g)は、4.5g。
一品料理は、タンパク質量は多いですが、栄養面でのバランスが気になります。
おかずとの組み合わせで、タンパク質をより摂取する工夫が必要なことがわかります。
出典:栄養指導Navi
<お肉編>
お肉選びが重要
牛肉、鶏肉、豚肉それぞれの特長を活かし、バランスよく食べましょう。
- 牛肉・・・鉄、亜鉛などのミネラルが豊富で良質なタンパク質源。
- 豚肉・・・ビタミンB1の含有量が多く、疲労回復、ストレス解消に。
- 鶏肉・・・ビタミンAとコラーゲンで美肌作りに役立ち、淡白で消化が良いので食べやすい。
脂肪に注意してタンパク質を摂取することが、身長を伸ばすのには効果的です。
肉や魚など、タンパク質の多い食品には、脂肪分も多く含まれていることが多いもの。肥満を防ぎながら、背を伸ばすには、「高タンパク質・低カロリー」の食材が最適です。太りやすい子はもちろん、脂っこいものを食べるとすぐ満腹になってしまう小食の子も、脂肪のとり過ぎを避けることが、改善に役立ちます。
出典:子供の身長を伸ばすためにできること 額田成 著
部位によって、脂身の多いものはタンパク質が少なく、高カロリーなので注意が必要ですね。
出典:栄養指導Navi
<おかず編>
ハンバーグは、タンパク質量は高いけど、カロリーが気になる
”たんぱく質map”をみてみると、子供の好きなハンバーグや生姜焼きは、タンパク質量は多いけど、カロリーが高く、魚のおかずは、高タンパク質・低カロリーですね。
出典:栄養指導Navi
たまご、納豆などは、毎日の献立に取り入れやすいので、こういった副菜で積極的にたんぱく質を摂取できそうです。
特にたまごは、アミノ酸のほか、ビタミン、ミネラル、脂質が含まれていて、ビタミンC以外のほとんどの栄養素が含まれているし、コレステロールが高いと1日1個とされていた説は、違うことがわかったので積極的に摂りたい食品です。
卵の予備知識(1個の卵=約7gのタンパク質が摂れます)
・体にとって必要なアミノ酸がすべて含まれている
・脳、細胞に必要な優秀なコレステロールが含まれている
・卵の黄身には、レシチンという学習や記憶力を上げる脂質が含まれている
引用;めざせ、180センチ!身長を伸ばす7つの法則 黒川伊保子 佐藤智春 著
植物性タンパク質と動物性タンパク質をバランスよく摂る
それぞれの特長を活かし、植物性と動物性の食品をバランスよく食べましょう。
- 動物性タンパク質の食品・・・脂質やコレステロール値が高いものが多いので、カロリーをとり過ぎるおそれがある。
・・・植物性よりもアミノ酸スコアが高く、体内への吸収率がよい。 - 植物性タンパク質の食品・・・カロリーが控えめ。
まとめ
- タンパク質は、子供の体を作るだけでなく、脳の発達にも大きな影響を及ぼす子供の成長に欠かせないもの
- 1日の所要量 75~90mgを摂る
- 脂肪に注意してタンパク質を摂取することが、身長を伸ばすのには効果的
- それぞれの特長を活かし、植物性と動物性の食品をバランスよく摂る